1709_カガミダル(肥樽)
ダラ汁(下肥)を入れ、背負って遠くの畠まで運ぶ樽。運搬中に中身が洩れないようきっちりと閉まる栓がある。里山の地域で使われた。昭和30年代頃まで使用された。
※肥桶(こえおけ)など:化学肥料が出回る以前の農家にとって、田んぼの肥やし(肥料)は、人糞尿(下肥)や草木灰が重要で、また、米のとぎ汁・食べ物の残滓(ざんさい)・風呂の落し湯などを溜めたツボのツボドロも用いられた。これらの肥やしは、さまざまな桶によって運ばれた。
- 地域
- 撮影地不明
- 撮影場所
- 砺波市東別所
- 材質・形状
- 楕円形。杉板。竹の箍(たが)。
- 寸法
- 上部直径40cm×29.5cm、底部直径37.8cm×28cm、高さ61cm、重さ4.8kg。
- 関連タグ
- 市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 肥培・管理