720_コヤシオケ(肥桶)
町家に頼んで下肥を汲み取らせてもらい、大八車(だいはちぐるま)に積んで自分の家の田畠へ運んだ桶。
※肥桶(こえおけ)など:化学肥料が出回る以前の農家にとって、田んぼの肥やし(肥料)は、人糞尿(下肥)や草木灰が重要で、また、米のとぎ汁・食べ物の残滓(ざんさい)・風呂の落し湯などを溜めたツボのツボドロも用いられた。これらの肥やしは、さまざまな桶によって運ばれた。
- 地域
- 撮影地不明
- 撮影場所
- 砺波市苗加
- 材質・形状
- 蓋付き。蓋がずれないように切り込みがある。
- 寸法
- 桶の高さ50cm、口径60cm、深さ45.5cm、蓋直径56cm、全体の重さ10.5kg。
- 関連タグ
- 市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 肥培・管理