2533_シンシ(伸子)
洗った後に布が縮まないように、この棒の間に布の両端を挟み、所々を竹ヒゴで張りながら伸ばし、乾燥させる用具。2本一組。昭和20年代まで使用。
着物などを洗濯する時は、着物をほどき、布の状態に戻して洗う。洗い終わった布は糊付(のりづけ)をし、濡れているうちに伸子(しんし)や洗い張りの板に張り付け、しわにならないようにして乾かす。そうすることによって布が均等な長さになり、着物を再び仕立てる際に縫いやすく、もとの着物の形に戻りやすい。
- 地域
- 撮影地不明
- 撮影場所
- 砺波市安川
- 材質・形状
- 反物の両端を挟むもの。木製で中に針がついている。布張り棒は長さ40cmで、竹ヒゴの両先に針が付いている。
- 寸法
- 長さ47cm、縦2.6cm、横幅2.5cm
- 関連タグ
- 市指定文化財,有形民俗文化財,衣 洗濯