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3183_カブキリ(足踏みの株きり)

荒起こしに先立ち、両足にはいて稲の古株を踏み割る。昭和10年代〜20年代に使用された。

※株かけ鎌:春先の荒起こしに先立ち、前年の稲株を切り割る鎌。稲株をそのままにしておくと、スキやマンガで起こしても稲株の回りに付いた土がこわれにくく、田植えのときに邪魔になるので、あらかじめ割っておく。雪は消えるとまずしなければいけない女と子供の仕事であった。すぐに切れなくなるので作業前に丁寧に研いでから使った。
古くは柄の長い鎌であったが、戦時中から足に結びつけて使う足踏み式のものが普及し、作業の能率がたいへんよくなった。
普通、この作業のことを「カブカケ」といい、使用する鎌のことを「カブカケガマ」という。
地域
撮影地不明
撮影場所
砺波市太田
寸法
長さ16cm、幅7.5〜9.2cmの取り付け部に高さ7.5cmの歯が取り付けてある。重さは両方で640g。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘

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