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砺波市の保存樹【生け垣】(その2) 2014.12.25
神戸員男宅の生け垣

指定番号 3

 東と南側に植栽されたマメツゲの生け垣。刈り込みの楽しみがみられ、背後の樹木とマッチしている。ツゲは石灰分を含む肥沃土質を好むので、この点に留意していけば強い刈り込みにも充分耐えるので、楽しみの多い生け垣といえる。

・指定番号 3
樹種 マメツゲ
延長 30m
所在地 鷹栖

渋谷稔宅の生け垣

 境川石の乱積みの上に植えられているヒイラギモクセイの生け垣。南、西、北側に延べ96mにわたる。ヒイラギとモクセイの交雑種といわれる葉は濃緑で、光沢はないが丈夫な種である。花はヒイラギに似て小形の白色花で香気がある。庭園樹、公園樹、生け垣用刈り込樹として植えられているが、当地方でのヒイラギモクセイの生け垣は数少なく貴重なものといえる。

・指定番号 4
樹種 ヒイラギモクセイ
延長 96m
所在地 鷹栖

今田武道宅の生け垣

 東と南側は庄川石の石積みの上にサザンカ、西側はカイヅカイブキで、庭植えのモッコク、モチノキにマッチしている。サザンカはやや陰樹、萌芽があり刈り込みに耐える。肥沃な大地を好む。花木の生け垣としては素晴らしいものである。今後もこうした生け垣が人気を呼ぶことと思われる。

・指定番号 5
樹種 サザンカ、カイヅカイブキ、モッコク、モチ
延長 81m
所在地 大窪

【砺波市保存樹等指定委員会『散居のみどり−砺波市の保存樹− 』平成9年より抜粋】

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