正倉日記

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【ぶらり庄川散歩シリーズ1】

2016.2.18

【2016.02.10Facebook記事より】

※写真は、ポンポン野地内井波瑞泉寺灰塚です。

※写真は、ポンポン野地内井波瑞泉寺灰塚です。


「ポンポン野」


 庄川町から井波町へ続く道沿いに水田が広がっているところを「ポンポン野」といいます。瓜裂清水の眼下に広がる水田地帯のことです。なんとも可愛い響きの地名ですね。
ポンポン野という地名は珍しいですし、その由来が知りたくなったので榎木淳一著『村々のおこりと地名』を紐解きました。
 ポンポン野は「鼓野」とも書くそうです。
 由来については「宝暦14年(1764)の『調書』に、「ぽんぽん野、金屋岩黒村領なり。何故に呼候や知れ申さず。」とあり、『三州奇談』に「砺波郡井波より金屋に出る間をぽんぽん野という。踏み出すに必ず鼓のごとき音すといえり。」とある」とあります。
また、『東山見村史料』には「このところを一つに鼓野ともいわれ、もと川原であった。石などを落すと、ポンポンと鼓のような音を出すので、俗にポンポン野と呼ばれたものである。」と、かなり断定的に書かれています。
 はたして今、石を落してポンポンと鳴るでしょうか。
どうもすっきりしない感じもありますが、今日はこの辺にしておきたいと思います。