砺波限定ではありませんが、この時期ならば、お盆前までに墓掃除をしたり、畳を上げてお日様にあてたり、仏壇を掃除し綺麗にしたり、座布団や布団を干したり、庭や家の周りの草刈り等々いろいろあります。日々の仕事や家事とは別にこういった支度は時節ならではのもの、忙しくもなりますよね〜。

先日、「そうゆう横ならび的な感じが嫌だ。」と言う人がいました。時節と行動との視点の違いですが、びっくりした後正直少し悲しい気持ちになりました。

時節の支度ってどうなんでしょうか？
子供の頃から家族と一緒にやっているとか目にしていた光景ならば気が付くかもしれないけど、最近は生活スタイルも多様化しているのでこういった事は特にないのでしょうか？
二人だけの世帯ではどうなんでしょう？しかもそれが高齢者だったら？「年だし、な〜んできんちゃ。」と言いながらも腰を庇いながらやっておられるのでしょうか？
お嫁に来た人や他から移り住んだ人にはどう映ってるんでしょうか？

疑問は残ってしまいますが、もし時節の支度があるならば、決して押し付けではなく気持ちの持ち方一つで時節を楽しめるかどうかで変わってくると思います。周りと話し合ってオリジナルな支度を作り出してみるのもいい。って、言ってるうちに何らかの行動がもう起きています。最後は気持ちいい達成感と笑顔が待っているはずです。

【2011年8月04日15:08『ふるさと学芸員の小窓』より】