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五郎丸(9月〜12月)

2015.1.27

9月

秋祭(9月14日)
獅子舞、天青団の芝居
昭和初年より天青団といって五郎丸の15才の男の人が芝居をし、お祭等の余興をした。カズラや衣装等は揃っていた。お宮様の参道に所得順番にそしてお宮さんに近い程財産が多く名前入の提燈が並んだ。250m位の長さの道に両脇に25くらい並んだ。
焼物・酢の物全部自家製

10月

仲秋の名月
絹えりしめの針に、お月様に向かって糸を通しすぐ糸が通せれば裁縫が上手になると言った。

(10月27日)
五郎丸のお寺の報恩講。
尼講の報恩講もあり、昨年度に亡くなった人の法要を行い、常会班長の奥さん達がお寺へ集まり精進料理を作り試食した。

11月

(11月6日)
五郎丸秋の祭。
芋がいもちといって、里芋を輪切りにしご飯をたく様にし、黄粉等をして食べた。

(11月23日)
農作物品評会(野菜の即売会)

お七夜さん(11月28日)
お寺参り
いとこね、ホウキンのごま和えをお寺へ持っていき、おとくにつく。
いとこねとは大根の銀杏切、芋の親頭の銀杏切り、小豆を塩味で煮たもの。

12月

針せんぼ(12月8日)
針供養
キンツバ・ナガマシという小豆の入った餅
上に赤、緑、紫の食紅をつけたものをつくる。この日は針を使わない。
キンツバ等をして針に供える。

(12月14日)
47士の討入。
昔は小学校に学習発表会という学芸会の小さい様な国語、音楽の発表会があった。
討入りそば、月見豆腐(打首を形どった豆腐)

冬至(12月23日24日)
南瓜をたべると中風の予防。
南瓜に小豆を入れて炊く。

(12月28日〜30日)
餅つき
餅つきで餅を食べるので、大根のおつゆ。

大晦日(12月31日)
大掃除
ていねいに掃除をすませ、天神様にお鏡を供え、煮物等を作る。
玄関の戸を少し開けて倉のカギをかけずに夜の12時すぎると戸締りをして寝た。除夜の鐘の先に寝ると顔に皺が出来るといって煮物等をしていた。
年越しそば、うどんを食べる。干しいわしを食べる。



【のぎくグループ編集 『砺波のものごと12カ月』昭和55年より抜粋】