野村島(5月〜9月)
2015.1.27
5月
さつき(田植)
田植。
おにぎりは、稲穂の黄金色を思い出すのに黄粉をまぶしたのと、胡麻を入れたのとを作る。
煮〆はその家により、蕗、竹の子、油揚、焼豆腐等を煮る。
小皿・・・北海道豆
植付ぼん
田を植えたらおはぎ等を作る。
6月
いりがし盆(6月1日)
いりがしを作って農作業を休む。
白米・豆・はぜをいり鍋でいる。これを赤飴で丸めたもの。
それより進歩して来た時代・・・白米・はぜ・豆を機械でいって砂糖をまぶす。
はぜ(暮の餅つき又は寒餅を作った時、のし餅を作り、それを賽の目に切り乾燥させたもの。)
7月
水ぼん
農作業を半日休んで、おはぎ又は赤飯を作り神仏にお供えする。
おはぎ
ねつおくり(土用の3番)
土用に入って3番に大太鼓を叩いて村中の田を廻る。
8月
盆(8月15日)
盆まいり。
素麺
棒鱈の煮付
棒鱈は4,5日水につけておく。毎日水を取り換えなければ、臭くなる。柔らかくなったならば適当に切り、甘辛く煮付ける。水飴を少し入れたならば味にコクがでる。
9月・・・特になし
【のぎくグループ編集 『砺波のものごと12カ月』昭和55年より抜粋】