見る ミュージアムスコープ

 

関連タグのフォト

  • MORE

「砺波郷土資料館」の記事

鏝絵のレリーフ

2014.7.13

'・::.。☆明治の職人は芸術家☆。.::・'

天井

天井

明治の鏝絵職人竹内源造(たけうちげんぞう)の作品。砺波郷土資料館入口ポーチの天井にあるこのレリーフは、竹内源蔵の手がけた鏝絵の中でも、ギリシャ彫刻を思わせるような作品で、アカンサス(西洋葉あざみ)をモチーフに、しっかりと厚みのある葉と流れるような曲線がとても美しい作品です。
アカンサス模様はギリシャ建築のコリント様式に見られる模様で、当時の西洋の象徴でした。このレリーフ以外にもアカンサス模様が建物のあちらこちらに見ることができます。
この玄関ポーチを見上げることなく帰ってしまう人がいます。是非見上げてみてください。館内の暗さと外の明るさのはざ間で彫刻の陰影を見ることができます。

流れるようなライン

流れるようなライン

明治の職人がコテだけを使って作ったとは思えない美しさ。
竹内源造は旧小杉町、現射水市の出身で砺波・射水エリア以外にも県内に多くの作品を残しています。
砺波市内では千光寺の土蔵の扉や庄川町金屋の木村産業の屋内にも鏝絵作品を見ることができます。鏝絵以外にも金屋にある庄川大仏も竹内源造の作品です。

どの部分を見ても素晴らしい

どの部分を見ても素晴らしい

源造が23歳の時の作品。100年経った漆喰ですが、ほぼ無傷で状態もとても良い

  • 中心のアカンサス

所在地
〒939-1382
 砺波市花園町1−78 チューリップ公園内(南口)
アクセス
JR城端線砺波駅より徒歩15分 北陸自動車道砺波ICより車で5分

お問い合わせ

砺波郷土資料館
TEL: 0763-32-2339
FAX: 0763-32-2436