春を待つ民具展記念講演「田んぼを耕す スキの話」
2019.2.25
スキって犂?ってなぁに?

春を待つ民具展のお知らせ
3月が近づいてくると、“もうすぐ春かぁ”と顔も心もほころんでしまいます。現代の我々は、タイヤはいつ交換しようなどと考えてしまいますが、いまから80年ほど前の砺波の農家では、もうすぐ春が来るとなるとなると、これから秋まで続く田んぼのことを考えていたようです。
今ではトラクターで田を耕しますが、80年ほど前は牛や馬の体にスキという道具を取り付けて、田んぼの中を歩かせながら土を掘り返し、耕していました。このスキという道具、以前は砺波の農家の必需品でどの家にもあったものでしたが、60年ほど前の昭和30年代に発動機が付いた耕耘機が一気に普及すると、馬は農耕に使われなくなり、道具のスキも捨てられたり、納屋の中にしまわれ、門外不出となりました。今ではスキという道具は知っていても、使ったことがある人はほぼいなくなってしまいました。
そこでお知らせ!

記念講演
ものは残っていても、使い方がわからないということで、砺波農家の必須アイテム「スキ」について春を待つ民具展の記念講演として「田んぼを耕す スキの話」を行います。講師は安カ川恵子(前砺波郷土資料館主任学芸員)です。
3/2土曜日午後1時30分から、砺波民具展示室の研修室で行います。庄東小学校の3Fですので、専用のエレベータで3Fまでおあがりください。
昔の農具、スキとは?わかりやすく、楽しくお話しします。お待ちしております。

スキ
←スキとはこんな道具です。どうやって使うのでしょう?現物を見ての解説もあります。
- 所在地
- 〒939-1431
富山県砺波市頼成566 庄東小学校3F 砺波民具展示室 - アクセス
- 砺波ICより10分
お問い合わせ
砺波郷土資料館
TEL: 0763-32-2339