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1622_カブカケガマ(株かけ鎌)

1622_カブカケガマ(株かけ鎌)

ID:14405

刃がのこぎり歯であるのが特徴。里山の湿田用である。昭和10年代に使用した。

※株かけ鎌:春先の荒起こしに先立ち、前年の稲株を切り割る鎌。稲株をそのままにしておくと、スキやマンガで起こしても稲株の回りに付いた土がこわれにくく、田植えのときに邪魔になるので、あらかじめ割っておく。雪は消えるとまずしなければいけない女と子供の仕事であった。すぐに切れなくなるので作業前に丁寧に研いでから使った。
古くは柄の長い鎌であったが、戦時中から足に結びつけて使う足踏み式のものが普及し、作業の能率がたいへんよくなった。
普通、この作業のことを「カブカケ」といい、使用する鎌のことを「カブカケガマ」という。

撮影場所
砺波市市谷
寸法
全長77cm、刃渡り18.5cm、刃幅3.7cm、柄の長さ53cm、重さ340g。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘
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