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3305_エブリ(柄振)

3305_エブリ(柄振)

ID:14455

引いた時に柄が体の横に来るように中心点をずらしてある。本品は寄贈者の父親が昭和10年代に作製した。

※柄振:エブリは、田植え前の整地作業として最後の代かきをしたあと、さらに土をこなして柔らかくしたり、均平にならすのに使用する。水の中の土をゆり動かして柔らかくする「いぶる」「ゆぶる」とも呼ばれ、各家にはその家々の田んぼや働く人数に合わせたものがあった。古いものは大型でずっしりと重く、多くは屋敷林の杉やアテを使って作られた。エブリをさしたあとさらに梯子(はしご)を引いてならしてから田植えをした。
動力耕耘機が普及した後は、細くて軽い市販品に変わった。

撮影場所
砺波市小島
材質・形状
ならし板は杉、柄はアテ、いずれも屋敷林を利用したもの。
寸法
ならし板の長さ91.5cm、幅8cm(長方形)、柄の長さ145cm、重さ1.6kg。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 耕耘
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