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2790_ハリ(針)部分

2790_ハリ(針)部分

ID:14661

※針:屋根の下地に茅を結んで留めるとき、縫い針のように穴に縄を通し、外側の一人が屋根の上から突き刺し、内側のもう一人が縄を引き取って固く結んでいく道具。
昭和60年頃まで使用。

※茅葺きの民家:砺波地方の民家は、かつてはほとんどがクズヤと呼ばれる茅葺きであった。茅は20年に一度葺き替えが必要であった。棟は毎秋補習した。村には必ず何人かの屋根葺き職人がいて、結いによる近所の人の手伝いにより茅葺きが行われていた。しかしながら、材料の茅の不足、結いの相互扶助関係の崩壊、屋根葺き職人の高齢化などにより昭和30年代後半までにはほとんど見られなくなった。

材質・形状
竹製、先端の縄通し部は鉄製。
寸法
長さ318.5cm。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,諸職 屋根葺き
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