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3116_マブシ(縄蔟)

3116_マブシ(縄蔟)

ID:15477

糸を吐くようになった蚕をこの中に移し入れて繭を作らせるもの。このマブシは、藁を12〜25cmの長さに折り曲げたもので、作りやすく、容積も小さく貯蔵に便利であったので、広く使用された。「島田蔟」(しまだまぶし)は婦人の髪型の島田髷(しまだまげ)に似ていることから名付けられた。他に材料としては、粗田(そだ)、竹、縄などがある。他に同形のもの5枚あり。

※養蚕(ようさん):圃助整備前の川の畔には桑の木が多く植えられていたが、これは蚕を飼う農家が多かったからである。戦前までは庄東(砺波市の庄川以東の地域)の山間部だけでなく、平野部の各村でも多く見られた。

撮影場所
砺波市豊町
材質・形状
山の頂点と基点になる部分に、茅(7山)を細縄(11結び)で編み込んである。
寸法
折りたたんだ状態の長さ71cm、幅17cm、高さ7.5cm、重さ500g。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 養蚕
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