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3116_マブシ(縄蔟)
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糸を吐くようになった蚕をこの中に移し入れて繭を作らせるもの。このマブシは、藁を12〜25cmの長さに折り曲げたもので、作りやすく、容積も小さく貯蔵に便利であったので、広く使用された。「島田蔟」(しまだまぶし)は婦人の髪型の島田髷(しまだまげ)に似ていることから名付けられた。他に材料としては、粗田(そだ)、竹、縄などがある。他に同形のもの5枚あり。
※養蚕(ようさん):圃助整備前の川の畔には桑の木が多く植えられていたが、これは蚕を飼う農家が多かったからである。戦前までは庄東(砺波市の庄川以東の地域)の山間部だけでなく、平野部の各村でも多く見られた。
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