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砺波市の保存樹【屋敷林】(その7)

2014.12.25

池田三郎平宅の屋敷林

指定番号 23

指定番号 23

 南面から西面はスギが上層に、東面は種々の庭木とその外側にマツが入る。カイヅカイブキ、スギの生垣で目かくしされているが、全体として明るい。庭とスギ林の組あわさった屋敷林の典型。タイサンボク、ブナ、ヒイラギ、ウラジロガシ等が広い東面に配され、南面、西面のスギとの構成も良く深さを感じさせる屋敷林である。

・指定番号 23
樹種 スギ、タイサンボク、ヒイラギ
面積 1,391u
所在地 東石丸

松本恒美宅の屋敷林
指定番号 24

指定番号 24

 高令で健全なスギ大径木を中心に、ケヤキ、カエデ、ウラジロガシが支え、下木にヒサカキが入る。樹層の厚さが活気を漂わせ、全体として「重み」のある屋敷林。家屋全体に樹木が配され、前庭には、オオバヤナガギ、サクラ、ウメ、ウメモドキ、アセビ等があり、安定した風情をつくる。ヒサカキの生垣で上木とのバランスがとられている。

・指定番号 24
樹種 スギ、ケヤキ、カエデ、ウラジロガシ
面積 1,438u
所在地 柳瀬

田島稔宅の屋敷林
指定番号 25

指定番号 25

 多樹種の混成で、自然景観のすぐれた厚さのある屋敷林。特に西面のカエデは家屋を覆い、秋の紅葉は素晴らしい。スギが上木に、トチノキ、カエデが中層、ヒサカキが下層の中心となり家屋全体をつつむ。トネリコ、センダン、ハゼノキ、ソヨゴ等が入る。東面の小川が中低木層の成育を助け、螢も生息する。

・指定番号 25
樹種 スギ、トチノキ、トネリコ、センダン
面積 1,127u
所在地 太田。


【砺波市保存樹等指定委員会『散居のみどり−砺波市の保存樹− 』平成9年より抜粋】