『散居のみどり』

  • 2014.12.25
    保存樹の保護管理
     樹木のある家は、都会に住む人達にとって実現できない夢になりつつ、多くの人達のあこがれとなり、我々の生活にとってかかせないものがある。 しかし、樹木の植えられている場所は必ずしも生育に適した環境とは言えず、各種の病気や害虫が発生する場合も多い。常に樹木の周辺を清潔に保ち、日照や通…
  • ・指定番号 10
    2014.12.25
    砺波市の保存樹【生け垣】(その3)
     南と西側にカイヅカイブキ、東と北側にスギの三十年位の生け垣である。スギは多少の日陰にも耐えて育ち、湿りぎみの土質に適しているが、乾燥にもかなり強い。スギ生け垣の剪定は3、4月の芽の吹く前と新梢が固った7月頃にすると1年中きれいな生け垣として楽しめる。これまで砺波地方の生け垣とい…
  • 指定番号 3
    2014.12.25
    砺波市の保存樹【生け垣】(その2)
     東と南側に植栽されたマメツゲの生け垣。刈り込みの楽しみがみられ、背後の樹木とマッチしている。ツゲは石灰分を含む肥沃土質を好むので、この点に留意していけば強い刈り込みにも充分耐えるので、楽しみの多い生け垣といえる。・指定番号 3樹種 マメツゲ延長 30m所在地 鷹栖
  • 2014.12.25
    砺波市の保存樹【生け垣】(その1)
    □散居の里の屋敷林(カイニョ)にマッチした生け垣  砺波平野は、大きく育ったスギの屋敷林に囲まれた家々が点在している散居村である。 屋敷林は、住宅の周りにスギやケヤキの高木、カエデやツバキといった低木、また、カキノキ、クリ、ウメ、グミなどを混植し、花や実を味わう…
  • 2014.12.25
    市の花木 四季折々の花 2
        
  • 指定番号 23
    2014.12.25
    砺波市の保存樹【屋敷林】(その7)
     南面から西面はスギが上層に、東面は種々の庭木とその外側にマツが入る。カイヅカイブキ、スギの生垣で目かくしされているが、全体として明るい。庭とスギ林の組あわさった屋敷林の典型。タイサンボク、ブナ、ヒイラギ、ウラジロガシ等が広い東面に配され、南面、西面のスギとの構成も良く深さを感じ…
  • 指定番号 19
    2014.12.25
    砺波市の保存樹【屋敷林】(その6)
     エノキ、ハンノキ、スダジイ等百種類近くの樹種が屋敷内に入れられ、四季を満喫させる。全体に明るい感じの屋敷林。特に南〜西面が広く多くの樹種が競合する。シキミ、イチイ、サルスベリ、ハゼ等の中木が春や秋の特徴をつくり、小さな自家植物園である。スギが僅かに入る。水…
  • 指定番号 26
    2014.12.25
    砺波市の保存樹【屋敷林】(その5)
     約20本余のスギとエノキ、ミズキによって三面を包む、高木種数の多い屋敷林。北面にタケが入り、三面が生垣で、全体として立体感のある自然形をとどめる。特に南面に多数の樹種が入り、活気が漂う。屋敷林面積は約1,600uと砺波地方での中庸で、南面や東面での樹層をつくる事例として貴重で価…
  • 指定番号 12
    2014.12.25
    砺波市の保存樹【屋敷林】(その4)
     今回指定林のなかで屋敷林面積は最少に近いが、スギを中心に中下層木の競合した屋敷林の典型として注目できる。南面〜西面のスギを、エノキ、マサキ等の中小木が支えるように外観を埋め、全体の健全性を維持している。西面にはタケも入り、カキノキもある。樹木に手を加えない…
  • 指定番号 8
    2014.12.25
    砺波市の保存樹【屋敷林】(その3)
     母屋を包むようにスギ、アテ等の高木約30本、東から南、西面に成立し、スギ生垣も配された砺波地方の典型的な屋敷林。全体の樹勢、樹冠の発達が良く、南面のウラジロガシとモチノキの成立が厚みを加えている。ヤブコウジの群生と庭の中心のコウヤマキが重量感をただよわせる。また、南面の土盛りは…