『散居のみどり』

  • 指定番号 4
    2014.12.25
    砺波市の保存樹【屋敷林】(その2)
    全面にスギ高木が配置され、樹令の高いスギも混成して安定した重量感のある相観をつくる。西面のスギは下枝数mまで枝打ちされ、下層の中低木の成長を促す。ヒサカキ、サザンカ等が多く、スギと競合するようにウラジロガシ、タラヨウが入っている。南面にタケがある。ゆったりしたスギ林の自然形が維持…
  • 2014.12.25
    砺波市の保存樹【屋敷林】(その1)
     屋敷林として保存対象に抽出したのは、市内全域で26箇所である。樹種の組合せ、樹層、樹令構成、屋敷林面積、地域間の分散等若干の差異はあるが、いずれも、安定した樹叢で、屋敷林と生活者との交流の歴史であり、今後への積極的な見本として選定した。 屋敷林は、生活者に深く関わってきた人為林…
  • 2014.12.25
    市の花木 四季折々の花 1
        
  • 指定番号 11
    2014.12.18
    砺波市の保存樹【社寺林】(その4)
     頼成新集落の南東、芹谷野台地の東端に建つ栴檀野神社の社叢は、このスギを中心とした森である。この社へは国道359号線より急な石段を登る。幹周3m以上のスギ6本、モミ2本の大木がみられる。ネズコ(くろべ)、ウラジロガシ、ヒノキ、カエデなど樹種が多く安定した樹勢の良好な森である。 頼…
  • 指定番号 8
    2014.12.18
    砺波市の保存樹【社寺林】(その3)
     徳万上村の産土神を祀る十五社神社は、この集落の南端、国道359号線沿の東にある。広い境内には見事に伸びたスギが立ち並ぶ。幹周3m越すスギも見られる。石段に登った段丘の中腹に、崖を背にして西向けに建つ社殿は、深いスギの森につつまれている。林内には芽生のスギもみられる安定した森であ…
  •  指定番号 4
    2014.12.18
    砺波市の保存樹【社寺林】(その2)
     柳瀬集落の中程、中筋往来の西にある比売神社の社叢はスギが主体で、東向きに立つ社殿の西側と参道の両側にはスギが立ち並ぶ。ほかに、ケヤキ、ツガ、イチョウ、ヒノキ、マツ、ツバキ、ヒサカキなどがみられる。この宮は由緒ある延喜式内社で、もとは、集落の東にあったが庄川の東遷によって流され、…
  • 2014.12.18
    砺波市の保存樹【社寺林】(その1)
     神社や寺院には大木・古木・名木が多い。殊に、その土地の守護神を祀った神社を囲む社叢は、「鎮守の森」として人々が大切に守り育ててきた樹林である。第二次世界大戦終了間際、散村の農家の屋敷林や寺院の境内の大木は供出材として殆どが伐採されたが、神社の社叢だけは伐採されることはなかった。…
  • 増山杉
    2014.12.18
    市の木 増山杉
     スギ科の常緑針葉樹で、雌雄同株。ウラスギの一種で、地杉の優良品種を選抜した。純粋マスヤマ・ジンキチ・シモダイ・キウエモン・サシスギを総称して増山杉と呼ぶ。木目は真直で、地肌が美しいため、明治初期より福岡建具の発展に寄与した。現在優良な建築材として重要視されている。【砺波市保存樹…
  • カキノキ
    2014.12.18
    砺波市の保存樹【単木】(その13)
     散居の屋敷林の中に、果樹として生活の中に欠くことのできない木であった。特に従来は、客人の目立ち易い所に自慢の甘柿(エンザ・ミズシマ)を植え、秋の頃にはそれでもてなしたという。渋柿は、皮をむきニゴで結び立つ「いろり」につるし干柿として冬季の果物とした。今は柿を食べる子供達も少なく…
  • 指定番号 115
    2014.12.18
    砺波市の保存樹【単木】(その12)
     落葉高木で、アジア西南部の原産といわれる。枝には托葉から変化した刺が2個ある。刺の1つは長さ約3cmになり、他の一つは短かく下方へ曲がる。花は両性花で6月から7月にかけて開き、黄色で小さい。実はいわゆるナツメ形で熟すると暗紅色となり外果皮は肉質で甘い。日本では古くから栽培されて…