『砺波平野の屋敷林』
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- 2014.9.18
2屋敷林の外観と植生 - 今までの屋敷林は、家屋を中心に南面から西面にかけてスギを主体にカシ、ケヤキの高木が配置され、西面から北面にはエノキ、ハンノキに加え若干のタケが入り、東面には花木やカキ、イチジク等が植えられていた。また南面から西面にかけては中低木に雑木が入れられ、風や雪に対処されてきた。しかし近…
- 2014.9.18
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- 2014.9.18
1(4・5)砺波平野の屋敷林を育んだ風土と歴史 - このように大切に育てられてきた屋敷林の将来に影が見え始めるのは、明治後期からである。明治維新以降、明治政府は食料増産に努め、農業技術の進歩には目を見張るものがあった。千歯こきから動力脱穀機へ、牛馬の耕作から耕耘機へと大転換を遂げた。明治19年には虫害予防規制、33年には富山県農…
- 2014.9.18
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- 2014.9.18
1(1〜3)砺波平野の屋敷林を育んだ風土と歴史 - 屋敷林に囲まれた農家が平野の一面に点在する砺波平野の散村風景は、緑に覆われた多くの小島が大海原に浮かぶ姿にも似て美しい。この緑の森は砺波平野の長い歴史と風土の中で生まれ、人々が屋敷林として大切に育てた森で、先人が自然との共生を図った知恵の結晶である。 砺波平野の屋敷林の成立時期…
- 2014.9.18