『散居のみどり』

  • 指定番号 69
    2014.12.18
    砺波市の保存樹【単木】(その11)
     常緑の高木で庭園樹としてよく植えられている。大小添えて植え「金持ち」「子持ち」などと縁起のよい木とされる。雄牝異株で赤く熟した実はヒヨドリ、ムクドリ等、野鳥の冬季の餌となる。また「モチ」の語源は、この木の皮から「鳥もち」をとることからきているといわれる。・指定番号 6…
  • イロハモミジ
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その10)
     紅葉の名所で有名な京都の高雄山にちなんで、タカオモミジとも呼んでいる。モミジといえば普通、このイロハモミジを指すことが多い。福島県以西の山地に生える落葉高木で、高さは10〜15mになる。葉は対生し5〜7つに切れ込むことから、イロハニホヘトの7文字を数えることからこの名前がつけら…
  • 指定番号 65
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その9)
     中国原産の落葉高木、葉は20cm内外の奇数羽状複葉で4―7対の小葉をつけているのが特徴である。砺波地方では川ぶちの畔などに自然に生えていたものだが、河川改修や基盤整備等で今は殆どみられなくなった。漢字では「槐」と書くところから庭の護り神として南東の方向に植えた。また、家の床柱や…
  • ヒサカキ
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その8)
     屋敷林の常緑低木としてどこの家でもよく見かける木である。ヒサカキは当地方では別名シラカキとか、サカキと呼んで神前に供える。ヒサカキの名は「非榊」サカキに非ずという説と、「姫榊」姫、小さい榊という説とがある。雄雌異株であるが、両性花をつける株もある。3〜4月頃臭いの強い花が咲き、…
  • 指定番号 93
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その7)
     落葉高木で高さが30m余りにもなる。よく株立ちになる性質があるが、花期は早春で葉の開く先に咲くが花びらもなく目立たない。雄雌異株で実のなる木と、ならない木がある。温帯地方に分布する木で、特に山地の谷川沿いに多くみかける。市内では自生は少なくない。山田村、今山田には県指定の天然記…
  • 写真1
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その6)
     近年、ケヤキの街路樹をよく見かける。夏は日陰を作り、冬は落葉して日光をよく通し明るい。昔の家屋は床下が低く湿気を含みがちだったので欅を植え、根から水分を吸わせ、乾燥を図ったようである。材質が硬く木目が美しいので、重要な建築物や器具材として重用された。欅は寿命が長く、神社や寺院に…
  • ウラジロガシ
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その5)
     ブナ科の常緑高木で、材質が硬いことから長命で、虫食い状の古木は庭園樹等によくみかける。カシの仲間にはアカガシ、シラカシ、アラカシ等、他にも何種類かあるが、砺波地方の山地に自生する種はウラジロガシが殆どである。一般にドングリの木と呼ばれ子供達にもなじみの深い木である。・指定番号 …
  • 指定番号 28
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その4)
     耕地が基盤整備され、河川が改修される以前は川の畔などに生えていた。落葉高木で、木から木に竹を渡し稲を干す「はさ木」として利用されたり、生木でもよく燃えることから火葬の際に欠くことのできないものでもあった。また春の小さな渡り鳥たちのとまり木として大切なものであった。今では農耕や、…
  • 指定番号 31
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その3)
     常緑高木で樹皮は赤褐色で薄く縦にはがれる。葉はヒノキに似るが厚みがあり、腺点がある。葉の裏の気孔郡はヒノキのY字形とは全く異なる。材は建築、家具、器具等に利用される。また、屋根の「のしぶき板」や割って板屋根等にもよく利用された。市内では五鹿屋地区の屋敷林に多くみかける。 葉が黒…
  • 左上15 右上16 左下22.23 右下21
    2014.12.16
    砺波市の保存樹【単木】(その2)
    富山県には昔から地方の環境に適応して育てられた代表的なタイプのスギにタテヤマスギ、ボカスギ、マスヤマスギの三つがある。マスヤマスギは当市の「増山」の地名がつけられ「市の木」となっている。昭和44年全国植樹祭が「頼成の森」で催され、昭和天皇、皇后さまのお手植えの杉にこの三種が選ばれ…