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大般若会について補足。 2013.6.14
とても歴史ある儀式です。

厚さ10センチ以上はある長い経本

昨日見てきた大般若会ですが、資料によると、お坊さんがパラパラしていたお経は「大般若経」といって、なんと全部で600巻もあるそうです。(字数にすると500万字!!)

翻訳には、あの「西遊記」でも有名な「三蔵法師玄奘」と数人の僧侶が4年余りもの年月をかけています。

昨日の、「砺波の土地にかけられた呪いを静めるため・・」という説明は、薬勝寺のやさしくてかわいい娘さんから聞いたのですが、大般若会は全国で行われていて、元々の成立の由来は翻訳に諸仏や龍天が関わったことから、この経典が「国家や民衆を守ってくれる」と信じられ、広まったのだとか。
きっとそこからいろんな地方にそれぞれの理由があって続けられている儀式なんですね。

ちなみにこの、経本をパラパラしながら読む方法を「転読(てんどく)」というそうです。
転読の際に出る風に当たると、一年間は無病息災になるといわれています♪

650年も続いている歴史ある儀式ですから、風に当たらなくてもご利益がありそうですよね!

マツシマでした。

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