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佐藤助九郎の顕彰碑 2016.4.14
【2016.04.10Facebook記事より】

顕彰碑

東開発公民館の近くには、柳瀬地区の功労者として佐藤助九郎の顕彰碑が建てられています。助九郎は大手ゼネコンの佐藤工業株式会社の創業者です。

弘化4年6月18日、砺波郡開発村(現:砺波市東開発)に生まれました。庄川べりの開発村は幾度となく川の氾濫による水害に苦しめられていましたが、川工事や土木工事に熟練した人も多くいました。文久2年、助九郎は16歳のときに佐藤組を起こしました。

16歳といえば今でいうと高校1年生。会社を立ち上げるだけですごいことなのに、助九郎に従った人が100人以上もいたといいます。ひとえに助九郎の人望によるものでしょうが、なんともスケールの大きな話です。

その後、常願寺川の川工事を請け負いました。しかし常願寺川はその後何度も洪水をくりかえしました。明治24年の常願寺川大洪水の工事の際に、内務省付属のオランダ人技師デ・レーケを招聘して指導を受け、見事、工事を成功させました。

その後、川工事だけでなく、鉄道や橋梁・トンネルなど、多くの治水・鉄道工事を手がけました。
明治37年10月20日、58歳で逝去しました。

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