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6−4常願寺川大改修工事 2015.1.30
常願寺川改修工事のようす

常願寺川改修工事のようす

左上:天秤棒で左右に大きな石をのせて運ぶ男(‘個人蔵)
右上:石炭箱で砂利を運ぶ女たち(個人蔵)
左下:沈床工事(木で作った枠の中に石を詰めて川底に沈める護岸の方法)(個人蔵)
右下:新たに導入されたトロリ車両(トロッコ)で運ぶ(個人蔵)

   

「西岸中川口前より日俣前に至るまでの低築工事は着々と施行しつつあることなるが、昨今の処男女工夫の此に従事せるもの凡そ67千人なるべしといふ」

「石材運搬の為めにはトラック130余両を用ゐ上岸下岸の間通計5里(約8メートル)の軌道を布設しあり、以って石波取(石羽取)の業に従事するもの凡そ300名許もあるべく、其内富山県人6、70名の波取る所と他府県人200余名の波取る所とは一見して巧拙の差をみるに難からず、聞く、富山県の波取工は其技の妙を得ること他府県に於て其此を見ざる所なりと、此一事洪水国の特産として稍々誇るに足るべきか」

(「西師意の工事巡見記」明治25年6月 北陸政論)




【砺波郷土資料館 『第31郷土先人展 庄川の川工事が生んだ実業家 「佐藤助九郎展」』2008年より抜粋

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