[近江吉郎さん(富山県建築士事務所協会会長)]
「景観」は一戸ではつくれません。周囲のコンセンサスを得ながら、地域でつくっていくものです。中身は思い思いでもいいのですが、外観は、地域全体のものだという意識が大切だと思います。
お客様の意見を聞くことも大切だけれど、この地域ならではの素材や技術等をちゃんと学び、それを活かしていくことはプロの役割です。
昔の職人や大工たちは、地域に培われた倫理観と「名残り」のする仕事をやるぞという気概を持って、仕事をしていました。それが、結果的に、地域性を作り出し、伝え、守ってきたのだと思います。
しかし最近は、地域のことを知らない専門家も多いのが残念です。よくしてきたのも悪くしてきたのも専門家かもしれません。
人間らしい豊かさとは、実は不自由を楽しんで暮らせるということではないでしょうか。今こそ、自分のすぐ近くにある大事なものに目を向けていくべきではないでしょうか。
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