<豊年満作、五穀豊穣を祈る、となみの初夏の風物詩。>
富山県西部に古くから伝わる夜高祭り。現在、4 地域(砺波市内は出町地区と庄川地区の2 地域)で観光行事として行われています。砺波市内では五鹿屋や油田などでも盛大に夜高祭りが行われています。
夜高祭りのはじまりは、江戸中期。お隣の南砺市福野町が大火からの再建をはかる際、伊勢神宮の分霊をお迎えするためにと町民たちが行燈を持って迎えたのがはじまりと言われています。それが砺波地域に伝わり、田祭りとして定着。毎年、田植えが終 わった頃、今年の豊年満作、五穀豊穣を祈って行われる、米どころならではの祭りです。
勇壮、優美な大小の夜高行燈が、まちを練り歩き、美しさを競った後は、行燈をぶつけ合い喧嘩をする「突き合わせ」(出町地区)、「合わせ」(庄川地区)が行われます。
和紙と竹でつくる夜高行燈は、2〜3ヶ月かけて毎年つくられます。夜高を形づくりながら、地域の祈りとエネルギーはどんどん増して行き、祭り当日の2 日間にその最高潮を迎えます。
コミュニティのあり方が変化し、人手不足に悩みつつも、毎年、進化し続けています。砺波の若者が一年でもっともヒートアップする祭りです。
2013.3.26はじめに
2013.3.26[夜高]木舟町の夜高(その1)
2013.3.26[夜高]木舟町の夜高(その2)
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