浄土真宗では、親鸞上人の報恩講にいとこ煮をつくります。具だくさんの温かい汁は、昔から冬の食卓にのぼる一品。
「いとこ煮」の由来は、似たような根菜類を一緒に入れて煮るので、まるでいとこのような関係だということからとも、親鸞聖人の遺徳を偲んでいただく「遺徳煮」からだとも言われています。
小豆を入れるのは、親鸞上人の好物だったからという説もありますが、ささぎ豆(いんげん豆の仲間)を入れる場合もあるようです。また、日本各地で作られているいとこ煮にも小豆は入っているそうです。小豆に含まれるサポニンによって、解毒、利尿などの作用があり、むくみとりとしても知られています。
地域や家庭によって、入れる具が違うだけでなく、味噌味のところもあります。根菜類を煮合わせた具だくさんでコクのある汁は、冬の体と心にしみわたる美味しさです。
小豆を煮る工程と時間を除いて、所要時間の目安は30分。小豆が用意できれば材料を切って煮るだけ。お鍋ひとつでできるんです。
材料(4 人分) ※土田恭子さん提供レシピ。分量は、お好みでどうぞ。
┌・大根 ……………………………… 200g
│・にんじん………………………… 100g
(A)・里いも…………………………… 150g
│・ごぼう…………………………… 100g
└・こんにゃく………………………1/ 2 枚
・油揚げ(厚揚げ)……………… 1/ 2 枚
・小豆(煮たもの)………………… 100g
・水………………………………5 カップ
┌・砂糖……………………………大さじ2
(B)・醤油……………………………大さじ2
└・みりん…………………………大さじ1
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