銅造観世音菩薩立像(どうぞうかんぜおんぼさつりつぞう)
昭和40年1月1日・県指定
砺波市芹谷
千光寺の寺宝で最も時代の遡るものは、この寺の開祖円徳法道上人が招来したと伝えられる銅造観世音菩薩立像です。聖徳太子が活躍した時代の作と見られており、秘仏として33年毎に開帳されています。
小金銅仏で、蓮華座とともに鋳出し、光背がなく、僅かに宝冠や首飾りなどに鍍金の跡が残っているだけです。
白鳳期の特色を持つ童顔・童形像で、眼は優しく鼻・口は小ぶりで可憐、三面飾りの唐式宝冠をつけた頭部と肩は大きく、腕は長く、体躯は短く、嬰児(みどり ご)のような体形です。天衣(ショールのようなもので体に巻きつけて両端をたらす細長い布)は太く、肩から流れるような曲線を受け、簡素な二重の蓮華座と 調和し力強い。右足を少し踏み出し、救いをさしのべようとしている心づかいや、背後はゆるやかな湾曲をもたせ、胸の瓔珞(金銀や玉などを紐でつなげて垂ら す装飾品)と衣の裾とのデザインも美しい。高さ39cm、肩幅11cm、腰幅5cm、すそ幅7cm。
2013.5.22木造阿弥陀如来立像
2013.4.7木造勢至菩薩坐像
2013.4.7木造阿弥陀如来立像(正念寺)
MORE
2021.7.19入道家住宅
2016.5.6入道家住宅
2015.5.9南砺市の埋文に行ってきました〜。
MORE
2024.2.5砺波市神殿狛犬調査報告
2021.10.21住吉神社合祀百周年記念奉祝奉賛記念 住吉神社史
2016.9.23柳瀬比賣神社石造物報告
MORE