A541_ヤンギリ(遣り木)
※土臼(どろうす):籾摺り(もみすり)用のドロウスは、土に櫟(くぬぎ)や樫(かし)の歯を埋め込んだ上臼(うわうす)と下臼から成り、ドロウス上部の回転部分にヤンギリ(遣り木)を取り付けて、押したり引いたりして廻して米と籾殻を分ける大型農具。後に螺旋水車で廻す形のものも出てきた。
ヤンギリには大人3名程度の労力が必要だったので、呼吸を合わせるために「ザイザイ」「モウモウ」などの掛け声をかけ合って籾摺りをした。
- 地域
- 撮影地不明
- 撮影場所
- 砺波市小島
- 材質・形状
- 柄は槐(えんじゅ)、横木は檜。
- 寸法
- 遣り木(やりぎ)の柄の長さ180.5cm、横木の長さ195cm、重さ13.5kg。
- 関連タグ
- 市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 収穫