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1874_カマスシメキ(叺締機)

(プレート)「形状意匠登録No.136019 No.134708 実用新案特許No.30615 No.45371木宮式 叺締機 新潟県三条市 木宮農機製作所」
これと同じようなものが、俵を締める際にも使われた。

※叺締機(かますしめき):表装の際、米を入れた叺(かます)に縄を強くかけるための補助機。かつては俵たたきでたたきながら締めて縄をかけたが、この器具が出回ると年寄りや婦女子にも利用された。テコの原理を応用し、ワイヤーの中へ叺を入れ、ハンドルを下げて固定し縄をかける。昭和20年代〜30年代まで使用。

※表装(ひょうそう)用具:米の出荷は長い間藁で編んだ俵が使用されてきたが、昭和30年頃から叺(かます)に替わり始め、さらに昭和40年代から60年代にかけては麻袋になり、平成2年からはすべて紙袋が使用されるようになった。
俵詰めは古くは1俵が5斗(約75kg)であったが、明治37年からは4斗(約60kg)になり、昭和15年に戦時体制により米の供出が始まると、重量表示となり1俵が16貫(60kg)、さらに昭和26年からは1俵が60kgのキロ表示となった。さらに紙袋では1袋が30kgになった。
地域
撮影地不明
撮影場所
砺波市宮村
材質・形状
鉄製。
寸法
全長104cm、叺の入る所の直径53cm、重さ6.5kg。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 収穫

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