五ヶ種チョンガレ踊り(ごかだねちょんがれおどり)
昭和62年3月30日・市指定
砺波市庄川町五ヶ
チョンガレの由来は、念仏聖の願人坊主が鉦をたたき諸国を歩いた音曲ともいわれていますが、「ちょろける」「ちょうける」から来ているともいわれています。砺波地方には特に風刺即妙のチョンガレ節が多く残っています。
五ヶ地区のチョンガレは俗に「種チョンガレ」といわれ、その五ヶ地区は庄川町種田にあり、種籾生産地として知られており、全国へ出荷されています。この地区の盆踊りには、決まって、この五ヶ種チョンガレが最初に歌われます。
法正寺前と五ヶ神明宮との間の広場は、砺波地方の盆踊りの一大拠点として賑わったとされ、現在チョンガレの歌い手や踊り手は、そろいの「五ヶ種チョンガレ」と染め抜いた浴衣を着、子どもたちも「五ヶ種チョンガレ」と書かれた法被(はっぴ)を羽織って踊ります。
ここで歌われる歌詞は古くから「特産五ヶ種もみ」を歌いこんだもので、しばらく忘れ去られようとしていましたが、昭和46年(1971)、古い歌詞が法正寺に伝わる沿革史の中に「宝暦ノ昔、法正寺了恵法師ガ・・・」とあるのを発見し、その後、有志の努力により保存に努められてきました。
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