中尾の獅子舞
2014.4.30
安政2年(1855)に婦負郡から伝わった金蔵獅子
中尾の獅子舞(2014年4月12日撮影)
祭日:4月10日に近い土曜日
場所:常盤岡八幡宮
団体名:中尾獅子方若連中
金蔵獅子(ねんごろ獅子)。女獅子。
安政2年(1855)に山田村若土から伝わった。
頭の重さは約2.8kg。
宮に見に行く最適な時間・・・13時
演目(舞の種類)
中尾の獅子舞(2014年4月12日撮影)
カグラジシ・トビジシ・ヘビジシ・イマジシ・トガジシ・ノラジシ・アネマジシ・ゴヘイ・ヤリ・ボウ・キセル・火打石(『砺波市史』民俗社寺編より)
火打石がいわゆるシシゴロシにあたる。トリジメともいう。火打石というのは、獅子を殺したあと一服するところからきている。
<口上>
@ らかまが みっさいな(訳:見なさいよ)
ししにぼたんじゃ たけにはとらじゃ
A らかまが みっさいな
こびきのらかんは 木ひくらかんじゃ
B らかまが みっさいな
おばばのらかんは みそするらかんじゃ
C らかまが みっさいな
あねまのらかんは かねつくらかんじゃ
昔は獅子に肩車をする演目(アワモチ・タケツギ・カザグルマなど)があったが、現在は行われていない。
獅子回しの行程
中尾の獅子舞(2014年4月12日撮影)
現在は集落に17軒の家があり、以前は全戸を2日がかりで回ったが、現在は1日でまわす。
集落内に4組あり、その組長の家、そのほかには常会長の家、獅子宿、常盤岡八幡宮、公民館、共同作業所、光ヶ丘霊廟、地蔵堂をまわる。
獅子宿を出て、13時に宮でまわしたあと、集落内をまわり、22時頃に火打石(トリジメ)を行う。
歴史や伝承
中尾の獅子舞(2014年4月12日撮影)
安政2年(1855)に山田村若土から伝わった。
山田の祭りは4月14日に行われている。
道中笛は11種類の曲目があり、半数は八尾の曳山から習ったもの。曳山の笛は難しいので近年ではあまり演奏されていない。
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常磐岡八幡宮
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中尾の獅子舞(2014年4月12日撮影)
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中尾の獅子舞(2014年4月12日撮影)
- 所在地
- 〒939-1425
砺波市井栗谷3975 - アクセス
- 砺波ICから車で20分