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1379_イケのカッシャ(井戸の滑車)

1379_イケのカッシャ(井戸の滑車)

ID:16786

掛け縄がからまないように、外枠に縄通し用の穴あき板が取り付けてある。

※井戸:かつて、五鹿屋・東野尻・中野・庄下・鷹栖などの庄川扇状地の地下水が深い村々では、井戸のある家はきわめて少なく、生活水として川の水を多く利用していた。昭和初年頃から徐々に、頼母子(たのもし)で村の各家に井戸が掘られるようになった。深井戸なので、台木に滑車を取り付け、長い縄の付いたツルベで井戸水を汲み上げた。よく縄が切れてツルベが井戸の中へ落ちてしまい、イカリで探って引き上げたものであった。井戸を「イケ」ともいった。
井戸から水を汲み上げるのは、主に子供の仕事であった。

撮影場所
砺波市久泉
材質・形状
車軸は木製
寸法
滑車の直径34cm、幅5.9cm、外枠の長さ50cm、幅13cm、重さ7.6kg
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,住 家具・設備
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