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小牧ダム

2014.6.26

かつて「東洋一」と形容された巨大ダム

美しいアーチ形状

美しいアーチ形状

小牧ダム(こまきだむ)

平成14年6月25日・国登録
砺波市庄川町小牧矢ヶ瀬

 昭和5年(1930)の完成時には、「東洋一のダム」と謳われました。
 戦後、氷見出身の浅野総一郎が庄川電気を起業し、大正14年(1925)小牧ダム建設に着手、5年の歳月をかけて完成。庄川には数多くの発電専用ダムが設置されていますが、その中で一番最初に完成したダムです。
  ダムの堤体はアーチ状となっており、17門の供水吐ゲートが並び、排砂用ゲート、エレベーター式の魚道、木材流送用設備が付設された、重力式可動堰型コン クリートダムです。建設当時、設計工事監督を米ストーン・アンド・ウェブスター社に委託し、アメリカ人技師が来日しました。

今も現役バリバリ
庄川峡と小牧ダム

庄川峡と小牧ダム

竣工から70年以上が経過していますが、その存在感は今も変わりません。河川ダムとしては、全国で初めて国登録有形文化財に答申されました。
 ゲートからの放流風景は壮観で、今も“東洋一”の風格を偲ぶことができます。

アクセス
砺波ICから車で20分