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1863_ラチウチキ・コロガシ(中耕除草機)拡大図

1863_ラチウチキ・コロガシ(中耕除草機)拡大図

ID:15072

製造元は戸出の大屋鉄工所。
(プレート)「登録商標 市 製造元 富山県戸出町2022 大屋鉄工所 電話(戸出)177」

※中耕除草機 ラチウチキまたはコロガシ:田植え後の、根に酸素を補給する中耕と除草のため、一日中田んぼの中でうつむいて泥をかく「田の草取り」や、鍬(くわ)での「ラチウチ」作業は、過酷な重労働であった。この重労働の軽減に役立ったのが回転式の中耕除草機の普及であった。田植えに回転定規が使われるようになり、正条植えが普及した大正年間から昭和45年頃まで、さまざまな形式のものが使われた。鍛冶屋(かじや)が作った「八反取り(はったんどり)」をはじめとして、高野喜太郎によるトナミ農機製作所、大屋鉄工所などで、多くの除草機が造られた。
トナミ郷土資料館には全部で80点の除草機があるが、同じ物は少なく、年とともに改良が加えられてきた様子がわかる。
普通、ラチウチキまたはコロガシと呼ぶ。

撮影場所
砺波市宮村
材質・形状
二条取りで、転車軸に金属製枠のある形。枠の先端は舟形。六角形の木製転車軸に幅の広い打出し爪が3枚ずつ6段付く。株間調節機能なし。二つの枠をつなぐ金具があり、丈夫にすると同時に持ち上げやすくなっている。
寸法
全長150cm、重さ6.3kg。枠幅18cm、長さ40cm、幅20cmの転車軸が2個付く。1つの転車軸には幅4.7cm、長さ16.2cmの爪が18本付く。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 肥培・管理
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