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左C500_中D2524_右E1350_ラセンスイシャのプーリー

左C500_中D2524_右E1350_ラセンスイシャのプーリー

ID:15387

C直径10.3cm、幅5.2cm、重さ170g。
D直径11cm・8.5cm・7cm。幅5cm・5.5cm・5cm。重さ180g・100g・90g。
E直径10.3cm・10.5cm、幅ともに5cm、重さ270g・273g。

※螺旋水車(らせんすいしゃ):螺旋水車は、大正5年、南般若村秋元(現砺波市秋元)の元井豊蔵(もといぶんぞう)が考案した水車である。扇状地上を流れる用水路で容易に得られる50cm前後の低落差を利用して螺旋形の羽根を回転させて動力を得る水車で、持ち運びが可能である。石油発動機や電動機に比べ安価だったので、散村の農家に普及した。螺旋水車の動力は、縄ベルト(ハイソー)とプーリーを使って作業する場まで伝えられ、主に足踏脱穀機に利用された。また、屋内のニワ(作業用の土間)にまで配送され、土臼(どろうす)や唐箕(とうみ)の回転、製縄機・精米機・粉挽きなどにも利用された。
なお、元井豊蔵が考案した木胴式(もくどうしき)のものは腐りやすい欠点があったため、のちに東野尻村苗加(砺波市苗加)の犀川正作(さいかわしょうさく)が鉄心式のものを考案した。これは同村野村島(現砺波市野村島)の森河慶作(もりかわけいさく)らの手で量産され、森河式螺旋水車として全国に出荷されるに至った。
螺旋水車は、石油発動機やモーターが普及するまでの動力源として昭和20年代まで使用された。

撮影場所
D砺波市苗加 E砺波市大辻
材質・形状
すべて木製。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 動力
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