庄川町庄 金剛寺の獅子舞
2017.1.27
庄 金剛寺
休止中
昔は上領・下領に分かれていたが、統合。それでも若者が少ないため休止中。
平成12年頃(?)に一度祭事で舞ったが、今後復活するかは不明。
●金剛寺地区、昭和60年頃の獅子舞
秋祭り(9月11日)に行われていた。
収穫前の秋祭りは、出稼ぎの人々も帰ってきて、親せき・友達も呼んで賑やかだった。
下領の獅子舞は古くからあった。祭りの日には、14時頃から宮に参詣して舞い、次に在所中を一軒一軒まわした。家数が少ないので夕方には終わった。一杯飲んで家に帰り、祭りのよばれをした。
獅子には、どの家でもハナ(祝儀)を包んで出した。マッツリド(祭の客)もハナをうった。
獅子の稽古は、10日以上前からお寺の外や空地でやった。
笛が上手な人、シシトリの上手な人がいて、次々に若い人たちに教えて伝えた。
下領の獅子は女獅子で、踊りは中野から習ってきた。獅子頭は本桐で作られ、軽くて振りよく、眼玉が動く仕掛けで、にらみ獅子ともいった。
上領の獅子は、昭和10年ほどにできた。男獅子で、庄から習ってきた。昔は毎年獅子が出て賑やかだったが、今はめったに出ることもなく淋しい限りである。(『くらしのさまざま 庄川町の年中行事』金剛寺地区より)
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