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758_クマデ・ヨツグワ(熊手・四ツ鍬)
ID:10830
※熊手:水田の荒起こしをした土を突いて砕く。先端がとがっており、刃の長さに比べて幅が広いのが特徴。刃床部に柄を取り付ける櫃(ひつ)がなく、針金でしばって柄をつける古い形である。
※四ツ鍬:水田の荒起こしをした土を突いて均したり、畦を塗るときアゼドロを上げたりする。三ツ鍬より軽く、畠の耕起や溝上げ、整地など用途が広い。
※鍬(くわ):鍬は、土を耕す・砕く・ならすなどの整地作業のほか、畝立て(うねたて)・畦作り・中耕・除草・土寄せ・掘り取り・掘り上げなど、さまざまな作業に利用されてきた。
古くは「風呂」と呼ばれる木の台に鉄の鍬先をはめ込んだ「風呂鍬」が多かったが、今日使われているもののほとんどは、刃床部(はしょうぶ)全体が鉄製のものである。一枚の板状の鉄板からなるのは「板鍬」または「平鍬」、先が3本に分かれるのを「三ツ鍬」、4本に分かれるのを「四ツ鍬」などというのが砺波地方では一般的である。鉄板の一端には柄をつけるための櫃(柄壷・柄入れ)を設ける。
「三ツ鍬」重く頑丈で荒起こしに、「四ツ鍬」は軽く、砕土や土寄せに広く使われてきた。鍬の多くは地元の職人によって作られ、刃先が減れば鍛冶屋で先ガケをして長く使用した。
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