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3299_ハタゴ(機織機・高機)

3299_ハタゴ(機織機・高機)

ID:14844

昭和21年頃まで使用。使用者は寄贈者の祖母で、昭和42年に80歳で死去。一部機械化してある。戦前は、毎日戸出から仕入れた糸で蒲団地を織っていたという。

※機織機(はたおりき):近年まで農家のアマ(広間の上の屋根裏の空間)には分解された織機(しょっき)が残されていた。これは、かつてどこの家でも農閑期の賃稼ぎとして、婦女子の手により機織り(はたおり)が行われていたことのなごりである。
現在砺波市郷土資料館で所蔵する織機は、分解した形で譲り受けたものと、そのままの形で譲り受けたものとの二通りである。分解した形で譲り受けたものは、日本各地のさまざまな調査報告書などを参考に組み立ててみた。全部の部材がそろっていないものが多いと思われるが、試行錯誤の末、2台は座って織る「地機」(じばた)となり、1台は腰掛けて織る「高機」(たかはた)となった。「地機」は「ネマリバタゴ」、「高機」は「ハタゴ」と呼ぶ。

撮影場所
高岡市城東
寸法
高さ117.5cm、幅114cm、奥行187cm。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,手工業 紡織
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