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173_タウエワク・コロガシ(六角回転定規)
ID:14955
※田植定規・田植枠:田植枠が考案されるまでの田植えは、田んぼの長辺に縄を張り、それに沿って後退しながら苗を植え付ける方法であった。明治の中頃平板の定規が考案されたが、やはり後退植えで、能率が上がらないので普及しなかった。
その後明治40年頃から回転式六角定規が砺波で考案され普及し始めた。この回転定規は、整地し水を張った圃場(ほじょう)で、六角のワクを転がして圃場に四角の跡をつけ、その交点へ苗を植えるもので、このワクの発明により、田植作業が前向きにできるようになり、作業の能率が飛躍的に向上した。このような正条植え(せいじょううえ)となったことで、その後の中耕除草機(ちゅうこうじょそうき)の普及をうながすなど、農作業の省力化と米の増産に大きな役割を果たした。
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