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庄の獅子舞

2014.4.30

庄金剛寺の女獅子と夫婦の男獅子

庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

祭日:4月29日
場所:雄神神社
団体名:庄青年会・庄獅子方若連中

砺波獅子
男獅子

昔は雄神神社は別の場所にあったが、庄川が氾濫した時に一度流され、その後今の場所に移動した。現在でも、元の場所でも獅子が舞う。(地元ではモトオガミ神社と呼ばれている)

宮に見に行く最適な時間帯・・・15時頃(朝から夜8時頃にかけて集落全戸を舞う。)
朝8時にも宮でまわすが、獅子取りはシャグマがない状態でまわすため、15時のほうがお奨めである。

<伝承など>
中野から習ったとの言い伝えがある。
もともと二頭の夫婦獅子だったが、女獅子(メス)は庄金剛寺、男獅子(オス)は庄に分かれた。夫婦なので庄金剛寺の頭の色は赤、庄は黒なのだという。
現在では弁財天のご開帳の時だけ、二頭の夫婦獅子が揃ってまわされる。
祭礼日はもともと4月4日に固定だったが、若い人が仕事の関係で祭りに出られないとのことで2000年代から祝日である4月29日に変更した。

『雄神村史』によると、伝承について次のような記載がある。
 幕末の元治元年(1864)、三谷村の仁三郎・七兵衛・甚兵衛・彦兵衛・十次郎らが、中野村の庄兵衛を師匠として練習し、祭礼に舞ったのが雄神村の獅子舞の初めであった。また明治初年、庄金剛寺村の九兵衛・権次郎・吉兵衛・兵四郎・常次郎らが三谷村の仁三郎について習い、庄金剛寺村下領で舞った。庄金剛寺村上領は、慶応年間(1865〜)に又兵衛らが発起人となり、初蔵・太七郎らが井波町山見屋半兵衛について練習し小獅子を舞った。その後、暫時衰退したが、明治26年ごろから再び小獅子を舞わそうと、下領の九兵衛を師として習った。31年さらに新しい大獅子を買い求め、中野村の獅子の舞方を練習したのが今日につづいている獅子舞である。


<舞の種類>
ボウ・ナギナタ・カマ・カタナ
それぞれの舞にホンマワシとカタマワシがあり、神主家や祝い事のある家(新築・結婚・出産)ではホンマワシを行う。

●雄神地区、昭和60年頃の獅子舞
春祭り(4月4日)に行われた。
雄神神社の祭礼で、午前中から獅子舞があり、家々をねり回った。
笛方・獅子方などと役割があって、太鼓をかつぐ役は、その年に婿養子に来た者と決まっていた。
獅子取りは、長男でないとさせてもらえなかった。(『くらしのさまざま 庄川町の年中行事』雄神地区より)

情報1
庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

情報2
庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

  • 庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

  • 庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

    庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

  • 庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

    庄の獅子舞(2014年4月29日撮影)

所在地
〒932-0302
 富山県砺波市庄川町庄4786
アクセス
砺波ICから車で15分