6-2砺波野の相撲の中心地 出町
2015.2.5
出町の花街
@昭和天皇即位祝賀仮装行列
@昭和天皇即位祝賀仮装行列
昭和3年11月10日
(砺波市中央町 個人蔵)
前列の女性のハッピの襟に「伊勢の浦」「柏木」などの料亭名(相撲取りの四股名でもある)が染め抜いてあるのがわかる。
A市制施行祝賀行事に参加する新町の人々
昭和29年4月1日、砺波市は市制をしいた。その祝賀行事の一つに新町(東の新地)は踊りと謡せ参加した。人物群の後ろにあるのは城端曳山祭りの折にりに囃子方のはいる屋台、さらに後方の家並みは、左から順に料亭「湊川」の土蔵、「熊勇」「勇野」。いずれも力士の四股名。
B第五回出町東廓温習会のプログラム
昭和11年11月14・15日実施
(砺波市中央町 個人蔵)
東廓美和会の芸妓たちが日頃の練習の成果を披露する競演会のプログラムである。
温習会が年に一度行われたとすると、昭和7年から始まったものか。
C温習会の様子 昭和9年
(砺波市中央町 個人蔵)
料亭の一室にしつらえられた舞台で芸妓の子どもたちが軽やかに踊っている。
舞台上部の幕は大橋呉服店・遠藤雑貨店・渡辺雑貨店・藤田辰太郎から東廓温習会へ贈られたものである。
D行司扇喜知妻の髪結道具
(砺波市平成町 個人蔵)
東町に住んでいた行事扇喜知の妻は髪結だった。当時、東町には多くの芸妓たちが住んでおり、商売は繁盛していたと推察される。かんざし、こうがい、くしなど41点ある。
【砺波市立砺波郷土資料館 第30回郷土先人展「砺波野の草相撲の力士たち」2007年より抜粋】
A市制施行祝賀行事に参加する新町の人々
B第五回出町東廓温習会のプログラム
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C温習会の様子 昭和9年
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D行司扇喜知妻の髪結道具