14コロリ不動の相撲大会
2015.2.12
砺波市三島町 瑞祥寺の相撲札
大関札
「コロリ不動」のお堂の前は広場になっていて、そこで毎年夏に奉納相撲がおこなわれた。優勝者には米1俵があたえられ、近郷の力自慢が集まり、見物人も多く、盛大に催されていたという。
このお堂の背面に毎年の大会で大関になった人の名を書いた札が上げてあった。もとは多くの札があったが、この札をお守りに持っていれば霊験があるとの風評がたち、かってにとっていく人がおり、徐々に少なくなった。
結局現在は写真の3枚だけになり、今は瑞祥寺で保管されている。
もと「コロリ不動」のお堂
もと「コロリ不動」のお堂
この不動様にお参りすればコロリ病(コレラ病)にかからないと評判が高かったお堂である。現在は瑞祥寺境内にあるが、もとは当寺の約150メートル北西、現吉田印刷所の向かい側にあったもの。
【砺波市立砺波郷土資料館 第30回郷土先人展「砺波野の草相撲の力士たち」2007年より抜粋】