『佐藤助九郎展』

  • 初代助九郎(個人蔵)
    2015.1.30
    1−2初代 佐藤助九郎
     明治32年8月12日、富山市の大火で、市内総曲輪にあった浄土真宗本願寺派の富山別院は焼失してしまった。当時、同別院では綽如上人四百回忌法要という重要な行事を2ヶ月後に控えていたが、それまでに寺院を再建することはとうてい無理だと思われた。  助九郎はこれを知り、独力で再…
  • 初代助九郎(個人蔵)
    2015.1.30
    1−1初代 佐藤助九郎
     弘化4年(1847)6月18日、砺波郡開発村(現砺波市東開発)助三郎(注)の長男として生まれる。幼名貞次。 文久2年(1862)に「佐藤組」組織し、常願寺川の治水工事を請負った。その後、明治24年(1891)の常願寺川大洪水に際して、富山県に招かれた内務省の技師ヨハネス・デ・レ…