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697_ハンゾ・ターライ(こね盥)
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小麦粉に塩分を加え、この中でこねてダゴ(団子)にし、一晩寝かせる。その生地を大きな板の上に4cmほどの厚さに伸ばし、外側から内側に向けて包丁で渦巻状に細く切って、隣同士くっつかないように綿実油をつけながら、ハンゾの中へ時計回りに積み重ねていく。
※素麺造り:江戸時代の終わり頃、能登から伝えられたソーメン造りが農家の冬期間の副業として庄下地区の大門村に広まった。水量豊かな庄川から取り入れる用水で、大きな水車を回して粉を挽き、伸ばしたソーメンは冬の寒風にさらして乾燥させた。今日でも「大門素麺」(おおかどそうめん)の包装で全国へ出荷されている。
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