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1585_ラチウチキ・コロガシ(中耕除草機)

1585_ラチウチキ・コロガシ(中耕除草機)

ID:15079

※中耕除草機 ラチウチキまたはコロガシ:田植え後の、根に酸素を補給する中耕と除草のため、一日中田んぼの中でうつむいて泥をかく「田の草取り」や、鍬(くわ)での「ラチウチ」作業は、過酷な重労働であった。この重労働の軽減に役立ったのが回転式の中耕除草機の普及であった。田植えに回転定規が使われるようになり、正条植えが普及した大正年間から昭和45年頃まで、さまざまな形式のものが使われた。鍛冶屋(かじや)が作った「八反取り(はったんどり)」をはじめとして、高野喜太郎によるトナミ農機製作所、大屋鉄工所などで、多くの除草機が造られた。
トナミ郷土資料館には全部で80点の除草機があるが、同じ物は少なく、年とともに改良が加えられてきた様子がわかる。
普通、ラチウチキまたはコロガシと呼ぶ。

撮影場所
砺波市増山
材質・形状
一条取り。柄は一本。底部全体が舟形。転車は前後に二つ。転車軸は六角形の木製。一枚の金属板をプレスした爪。水抜き穴2つあり。
寸法
全長148.5cm、重さ5kg。舟形枠の幅23.5cm、長さ67cm、高さ7cm。前方の転車軸には爪24本、後方は爪30本。
関連タグ
市指定文化財,有形民俗文化財,農林業 肥培・管理
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