6−3常願寺川大改修工事
2015.1.30
貴堂家文書にみる常願寺川改修工事
各方面ごとの工事関係書類
貴堂家に残る文書は断片的で佐藤助九郎がこの工事にかかわっていたということはわかるが、工事の全貌は不明である。
しかし少なくとも工事区分としては第1〜第4方面に分けられており、それぞれの方面ごとに「監督長」が充てられており、佐藤組でもそれに対応して手代配置がなされていたことがわかる。
各方面ごとの監督長名と手代配置
工事人夫の出勤簿
工事人夫の出勤簿
権正寺村伊助・喜蔵、開発村武右衛門・和三郎・宮島長次郎、柳瀬村吉六・宗太郎らの名が見える。砺波郡の村々から多くの人足が常願寺川の川工事に参加していたことがわかる。
【砺波郷土資料館 『第31郷土先人展 庄川の川工事が生んだ実業家 「佐藤助九郎展」』2008年より抜粋