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福山須恵器窯跡出土品3Dデータ

2018.4.11

奈良時代のミニチュア五重の塔を自在に操れます!

水煙部

水煙部

砺波市指定文化財「福山須恵器窯跡出土品」及び個人所蔵資料の3Dモデルを3Dレーザー計測・写真計測により作成しました。添付ファイルには3DPDFファイルが添付されていますので、AcrbatReaderでご覧ください。関連リンクでは動画が閲覧できます。

◯3Dレーザー計測使用機材
3Dレーザー計測にはArctec社製ハンディー3DスキャナーSpace Spiderを使用して計測を行いました。
 モデル名 Space Spider
 3D解像度 0.1mm
 3D点データの精度 0.05mm
 3D距離精度 0.03%
 画像解像度 130万画素
 カラー画像の取得 可能
 光源 ブルーダイオード
 寸法 190x130x140mm
 質量 0.85kg
 消費電力 12V・24V

◯点群データ
xyzアスキー形式(拡張子:.txt)
トレンドポイント(ビューワー付き)

◯3Dモデルデータ
web公開用高精度版(拡張子:.obj)
web公開用軽量版(拡張子:.obj)
データ閲覧用PDF高精度版(拡張子:.pdf)
データ閲覧用PDF軽量版(拡張子:.pdf)
展示用ムービーファイル
3Dプリンタ用データ(拡張子:.ply)

写真計測
屋蓋部

屋蓋部

写真計測はSonyデジタル一眼カメラα6300及び焦点距離16mmの単焦点レンズSEL16F28を使用した。3Dモデルは、Agisoft社製Sfm(Surface from Motion)ソフトPhotoscanにより写真データから作成した。

◯α6300の性能
 モデル α6300
 型式 フラッシュ内蔵レンズ交換式デジタルカメラ
 使用レンズ ソニーEマウントレンズ
 撮像素子 APS-Cサイズ(23.5x15.6mm)、Exmor CMOSセンサー
 カメラ有効画素数 約2420万画素
 総画素数 約2500万画素
 アスペクト比 3:2
 カラーフィルター RGB原色フィルター

◯単焦点レンズSEL16F28
 名称 E16mmF2.8
 型名 SEL16F28
 レンズマウント ソニーEマウント
 対応撮像画面サイズ APS-Cサイズ
 焦点距離 16mm
 焦点距離イメージ:35mm換算 24mm
 レンズ構成 5群5枚
 画角(APS-C) 83°
 開放絞り(F値) 2.8
 最小絞り(F値) 22
 絞り羽根(枚) 7
 最短撮影距離 0.24m

3Dデータ

以下のファイルを公開する。

◯閲覧用3DPDF(拡張子:.pdf)・・・添付ファイル
◯展示用動画ファイル(拡張子:.mp4)・・・関連リンク(Youtube)

福山須恵器窯跡出土品(ふくやますえきかまあとしゅつどひん)
福山須恵器窯跡出土品

福山須恵器窯跡出土品

昭和43年7月24日・市指定
砺波市花園町(砺波郷土資料館)

 砺波市福山の通称「徳万赤坂」地内の須恵器窯跡出土品のうち、瓦塔(がとう)4点(水煙(すいえん)部1、屋蓋(おくがい)部2、軸部1)、土馬(どば)1点、瓦硯(がけん)(陶製のすずり)1点が指定されています。
 この窯跡は、丘陵の斜面に築かれた半地下式の窖窯(あながま)で、昭和37年の発掘調査で全長約12m、最大幅約2mの窯体と、焚口(たきぐち)下面にひろがる灰原(はいばら)の状況が明らかになり、大量の須恵器杯(つき)、甕(かめ)類が焼成され、八世紀後半を中心として操業されていました。
 瓦塔は五重の塔や三重の塔など層塔の陶製ミニチュアで、奈良時代から平安時代にかけてよく製作されました。福山窯の瓦塔は水煙部に1茎から派生した3個の蓮華つぼみが4面にヘラ描きされ、その間を立ち上る水煙のように列点文で埋め、屋蓋部は露盤(ろばん)(方形屋根の頂部をおさえる方形の台。仏塔の最上部を飾る相輪の基礎となる)をもつ1辺が約26cmの最上階と、1辺が約30cmの下層階があり、いずれも中央部に円形の通し穴があります。
 土馬は脚と尻部分を欠損していますが、背には鞍を乗せ、頭頂部のたてがみも表現されています。瓦硯は直径30cmを超える大形の円面硯(えんめんけん)です。
 福山窯は庄川右岸地域に比定される東大寺墾田地と強い関わりをもちながら操業したとみられます。