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先人から受け継いできたもの―農具

2015.4.8

雨の日も炎天下の日も

ずらりと並ぶ農具

ずらりと並ぶ農具

 砺波の生業(なりわい)といえば米を作ること。奈良時代には既に東大寺の荘園があったほど、砺波とコメ作りは切ってもきれない間柄(あいだがら)なのです。
 今現在も続いているコメ作りですが、昭和30年頃までは、大型の機械を使わない、手作業によるコメ作りが主流でした。その為の道具がこの部屋に並んでいます。
 コメ作りの主な作業を分類すると、@耕耘(こううん:たがやすこと)、A田植え(苗を植えること)、B肥培・管理(ひばい・かんり:肥料を入れ、雑草を取る)、C収穫(刈り取って、米粒にするまで)に分けることができます。
 その分類ごとに農具を並べています。

まずは耕耘ーたがやします
犂(すき)

犂(すき)

 これは馬に曳かせて田をたがやし、土を掘り起こす道具で、犂(すき)と言います。
今では耕耘機、トラクターがありますが、昔は馬の力を借りていました。馬を飼うのは大変なので、村で飼っていたり、必要なときだけ「馬喰(ばくろう」と呼ばれる馬のあっせんをしている人(職業)に頼みました。
 馬は重労働(コメ作り)をしてくれる、とても大切な存在でした。家族の一員と同じように扱われたとのことです。
 馬がいてこそコメが作れる。そんな馬を大切に思うことから馬の守護神である馬頭観音の信仰が農村部に広まったということです。

田植えを飛ばして、草取りをする道具、中耕除草機
中耕除草機

中耕除草機

知ってる人は知っている道具、中耕除草機(ちゅうこうじょそうき)。またの名をラチウチキと言います。苗と苗の間に生えてくる雑草を回転する爪で取り除くことと、田の泥を爪でかき回すことによって苗に酸素を供給します。
むかしは子どもが手伝う仕事でした。学校から帰ってきたら田んぼに行って、「ラチウチ」(中耕除草機での作業のこと)をして、それからでないとおやつがもらえなかったとのことです。苗が大きく伸びる前の作業でした。

C収穫後に米にする道具_脱穀機
稲から籾をはずす道具

稲から籾をはずす道具

収穫後に稲から籾をはずす道具。手前が千歯扱き(せんばこき)。歯と歯の間に稲を挟み入れ、稲を引くことによって稲から籾をはずします。
その隣りの丸い筒のようなものが足踏脱穀機(あしぶみだっこくき)。千歯扱きの進化したものです。ちょっと見えにくいですが、足で踏むことによってバネが回転します。飛び出た針金に稲をあてると、籾が稲から外れます。少しでも重労働を軽減するために道具が改良されていきます。その進化が見れるように展示しています。
他にもたくさん農具がありますので、是非見に来てください!

所在地
〒939-1431
 富山県砺波市頼成566

お問い合わせ

砺波郷土資料館分室 砺波民具展示室
TEL: 0763-32-2339
FAX: 0763-32-2436