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浅草観音発祥伝承地

2015.8.12

浅草寺の観音発祥の伝承地

浅草寺の観音発祥の伝承地

浅草寺の観音発祥の伝承地

平成23・1・26登録
東般若田中自治会会長(砺波市東保)

 東保にある観音堂は、東京浅草寺の本尊ゆかりの地という伝承があります。

 昔、東保周辺の開墾が進みつつある頃、東保田中の観音堂には霊験あらたかな観音様がまつられていました。ある夜、魚商人が博打に勝つ御守りとするためにこの観音様を盗み出し、武蔵の国(現在の東京・埼玉の辺り)まで逃げました。そこで船に乗ったところ船が転覆し、観音様は川の中へ投げ出されてしまいました。その後、観音様は隅田川の河口付近で漁師の網にかかり、それを調べた郷司が深く帰依して私宅を寺にして供養したのが浅草寺の観音様であるという伝承です。

 浅草寺は、諸説ある由来の中でも旧跡地として有力であるとして昭和五年に認定証を出しています。

 その後、地元の有志の方々によって浅草観音の発祥の地と記した石柱が建てられました。上部には厨子が作られ、浅草寺から受けた観音像の御分身が安置されています。

 毎年8月には観音祭りが行われるなどして大切にされています。